コミュニケーション力を問われる昨今ですが、コミュニケーション能力は人生を左右する重要なスキルです。ただ日本の教育ではこのコミュニケーションを学ぶ機会がなく8割の方が苦手意識を持っているというデータがあります。

コミュニケーション能力が高いとは?

「コミュニケーション能力が高い」とはどのようなことを言うのでしょうか?
人前で自信持って話している人のこと?初対面でも誰とでも話せる人のこと?
完璧なプレゼンができる人のこと?
コミュニケーション能力が高いと言うと、おしゃべりな人の方がスキルがあるように思われていますがそうではありません。口数は少ないのに、その場にいる人の心を鷲掴みにする人だっています。

その人たちに共通するのは「コミュニケーション2.0」という能力です。

 

コミュニケーション1.0

 

よくあるコミュニケーション術の本を開くとミラーリングや説明力、アサーティブコミュニケーションなどと紹介されていますが(実はこのようなノウハウを求められることはとても多いので研修でこのような「型」をお話しすることもあります)、もちろんこれらの「型」を知っておくのはよいでしょう。
ただし・・・・それらの「型」にはまったコミュニケーションができる人が人の心を掴めているかと言うとそうではありません。日本人というのはなぜか「こうすればこうなる」という「型」を求めたがる傾向にあるように感じます。これを言ったらモテる!のであれば世の中全員モテているはずです。
結局は応用力が必要です。 論理的に「伝え」「話す」これらの表面的なコミュニケーションを1・0とします。

 

「何故ですか」は愚問

よくコーチングや質問力で 相手の心理を問うのに「何故ですか」と問いましょうと紹介されていますがこれは愚問です。現場に立ったことのある人間であればこの「何故」という言葉で相手の心が一瞬にして離れていくのを感じたことがあるのではないでしょうか。

ひとの心理として心を開けていないうちに「何故」「何が」など聞かれると、まるで尋問のように感じ一瞬にして自分の領域に入ってこられた感じがして壁を作りたくなるのです。ですが、何故を問う本人はその心の距離に気づいていない。
「何故」を使わずにして相手の潜在意識や深層心理を読み解くヒアリング技術を習得しましょう。
(研修ではこの「ハイエンドコミュニケーション」をお伝えしています)
トップセールスや営業マンであればこれを「感覚」として理解しています。なので信頼関係を築くために会社に言われた通りにやるなんてことはありません。お客様と一番身近にいる自分の感覚こそが正しいのです。
ひとりひとりにあった言葉を使い、寄り添える存在だとアピールする力が必要です。

一流がアートを好む理由

 

実は一流の人、世界のエリートほど芸術に触れている方はとても多いです。
私が過去交流させていただいた一流と言われる方は、アートを好み商談の際は美術担当の方が一緒に同席するといったこともありました。そして美術館に足を運ぶ方がとても多かったのです。

 

例えば絵画も音楽も芸術は、見る人聴く人によって解釈が違います。
同じ人でも、そのタイミングにより感じることは違うのです。

その絵が描かれた背景や情景、または他の絵画とのつながりなど深く見ると非常に奥は深いのですが
まずは、それに触れて自分がどう感じるか。
感性を研ぎ澄ませ磨くことができるのです。
例えば一流の経営者は、ロジックで頭の回転が早く冷静に全てを判断していると思われがちですが実は、
論理的だけではありません。

一流は両脳使い

皆さんはご自身が右脳派、左脳派どちらだと思いますか?

一流の方ほど実は、直感や感性も優れています。
論理で説き伏せるなどということではなく、人に共感し感性の言葉も使われるのです。
ひとことで言うとひとたらしというような、人をファンにさせる左脳的だけではなく、右脳のコミュニケーションもとっておられます。

あの人の言っていることはよくわかるし、正しい。でもどうしても受け付けない、心に響かない・・といった経験はありませんか?
理屈だけでは人の心は動かないのです。

これからの時代は、この両脳使いのひとが活躍しモテる時代です。

人を納得させるには、論理的な根拠を話せる力は必要です。そして人の心を鷲掴みにするのは、実は感性の言葉です。

 

例えば、時計の販売をするとしましょう。
リシャールミルのように何千万もする時計に関してはやはりその機能面での詳しい説明が必要です。
ですが、機能などハード面だけを伝えているとその「モノ」の価値しか受け取れないのです。

この時計がどのようにこれからの人生を一緒に歩んでいけるものになるのかなど未来の話をするなど情緒的な価値を生み出す必要があります。
心を鷲掴みするには、論理的な話と、心を鷲掴みにする感性の会話が必要なのです。

論理的に話す力、共感力、相手に尊敬の念を伝える力、物事を俯瞰する力、相手をもてなす心、理性・・・

これらの両脳使いがこれからの時代は必要です。

 

ハイエンドコミュニケーションでは、企業様にお客様と信頼関係を築く様々な研修を提供しています。
「もの」の価値ではなく、お客様に高い付加価値を与えられる人材の育成が必要です。
短絡的に売り上げをあげるのではなく、お客様に長く愛され売り上げをあげましょう!