皆さんは、ビジネスの場でLINE,メッセンジャーは使用されますか?

一昔前であれば、仕事においてLINEやメッセンジャーを使用するなんてとんでもないというのが主流な考え方でしたが、その便利さもありここ数年はビジネスの場でも使用されていることが急増し、今までとは違ったメールマナーが存在しています。

LINEやメッセンジャーに限らず、社内グループであればchatwork、Slack・・・・
ここ数年で新しいコミュニケーションツールはたくさん出てきています。

仕事で使うのはありか、なしか

数年前までは、ビジネスパーソンへのアンケートの結果、LINEはビジネスでは使いたくないと答えた人が6割でした。
しかし、今は特に20代を筆頭にLINEをビジネスにおいても使用しているケースが目立ちます。

物心ついた頃から、LINEが主要なコミュニケーションツールの世代と周りに促され使用するようになった世代とでは全く価値観が違うのでここで注意が必要です。

長文で送っている目上の相手に対して、スタンプで返信してしまったり、重要な内容の話を直接上司に伝えるでもなくLINEで報告する・・・・

このように、世代によっては全く受け取り方の違うコミュニケーションが日々行われています。

便利なものはうまく利用すればいいので、その使用時のポイントを押さえましょう。

 

メリット・デメリットを押さえておく

LINEやFacebookメッセンジャーの良いところは、

*やりとりがチャット方式で楽(時候の挨拶など不要)
*相手との距離が縮まりやすい
*写真を送るときに何枚も一度に送れて手軽
*相手が読んでいるかどうかすぐにわかる
*スマホで簡単に送信・返信ができる

一方、問題点は

*価値観の違いが出やすいため一歩間違えると、関係性に響くことがある
*誤って会議中などに既読にしてしまうと相手に返信を期待させてしまう
*重要情報などセキュリティーに注意
*誤爆メールを送りやすい
*プライベートとビジネスの境界線があいまいになる
*一つの内容に対してやりとりが長くなると、遡って確認がしにくい

 

使い分ける必要がある

上記のメリット・デメリットを踏まえ、相手との円滑なコミュニケーションを図るために、ツールを使い分けましょう。

*重要な案件
*長文になる内容
*セキュリテイー上注意する必要のある内容(添付書類など)
*相手がLINEなどチャット方式に慣れていない

場合はやはり、メールが良いでしょう。

一方、

*簡単なお礼
*距離を縮めたい場合
*相手が早急に内容を詰めたいと思っている場合(チャット方式に慣れている)

は、これらのツールは非常に便利です。

 

LINEをビジネスで使う場合の注意点

①相手の24時間に割り込まないようにする
すぐに伝えたいと思っていても、相手のプライベートの時間に割り込むのはNG。配慮が必要です。
特に休日であればよほどの緊急性がないのであれば避けましょう。

②スタンプの使用は注意が必要
感情表現をスタンプで送りあうのに慣れている世代とそうでない世代ではここで違和感=マナー違反という溝が生まれます。スタンプを使用すると見た目も可愛らしく、言いにくいことや重い内容であったとしても印象を和らげる効果はあります。ただし、相手が目上の方の場合はスタンプだけの表現はがっかりされる可能性が高いのでやめましょう。

③へりくだる場合は必ず自分で終了するようにする
チャット方式で何度もやりとりしていると、ついつい終わり方もカジュアルになりがちですが、必ず終わりは自分が最後になるように心がけてください。それでも相手が送ってこられる場合は、何か一言とスタンプでも良いでしょう。

③既読スルーに注意
LENEやメッセンジャーのデメリットは既読がつくことです。もちろん送信側にとってはメリットも大きいですが、受信者にとっては「既読」=返信しないといけないということになるので返信できないときは、うっかり既読にしないようにしましょう。
もし、会議中などにうっかり開けてしまった場合も可能であれば、「今会議ですので、後ほど返信させていただきます」と一言送った方が安心です。不可能であれば、必ず「会議で遅れてしまい申し訳ございません」と一言加えましょう。

このように、時間差を感じさせやすいため「ワンクッション」入れるというのが非常に重要です。

また、相手が既読になっていても「既読」=しっかり読んでいるとは限りません。うっかり開けてしまいそのままになっている可能性も高いので必ず確認をするようにしましょう。

LINE,Facebook交換を求められた場合

もし、お客様やお取引先の方にLINEやFacebook交換を求められた場合は、上記のことをある程度覚悟できるのであれば交換したら良いのですが、プライベートなので困ります・・・という方も多いでしょう。
そういった場合は、

「会社の方針で交換できないのです」

と「会社の方針」と言って切り抜けましょう。
ここでついつい気持ちとは裏腹に交換した場合は、後々苦労するのでここでは上手く切り抜けると良いです。
交換した場合はプロフィール写真や投稿内容など見直す必要があります。

ですが、上手く使えば相手との距離は一気に縮まりやすいのがこれらのツールです。

プロフィールの写真や、Facebook投稿をきっかけに相手の人となりを知ってますます距離が縮まったり、会話のネタができたりする場合もあるので、相手の価値観に敏感になりながら上手く使用してくださいね。

 

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