今日は、接客力をあげる簡単な方法をご紹介させていただきます。
接客研修で私が皆さんに必ず最初に聞くことがあります。
「最近、心が動いたことありましたか?」
どうですか?
どこかのお店に買い物に行って、こんなことを言われて嬉しかった!感動した!
逆に・・・、せっかく行ったのにこんなことがあって、もう行くことはなくなった、不快な思いをした。
おそらく、一つや二つは思い当たると思います。
ここで、あれもこれも・・・とたくさん出てくるスタッフの方は、接客が得意なはずです。
意外に研修先でお伺いしても、「う〜〜〜ん・・・・」と思い浮かばないという方もいらっしゃいます。
そういう方はぜひ、日頃の生活の中で「感動」と「違和感」を
意識してみてください。「心の感度」をあげましょう。
凝り固まった心の感度を柔軟にするのです。
そうすると、
人の心が動かされるのはどういう時かという事がわかるようになってきます。
その積み重ねでどんどん「気づき」の感度が上がっていきます。
その「よかった」と思う対応を是非、明日から取り入れてみてください。
「嫌だと感じた」ということは、こういうことでお客様は
何も言わずに離れていっているんだということが分かりますよね。
そういうことを日頃の接客の中から排除していきましょう!
あってはいけませんがクレームなどお客様が
お声に出して言ってくだされば、原因が分かりやすいですが
実は一番多いのは「お客様の声」として反映されていない
潜在的なお客様の思いです。
気持ちの良い接客を行えば
必ずお客様の満足度は上がっていき、客単価も上がっていきます。
先日、デパートに化粧品を見にいきました。
ファンデーションを探していたのですが、
「せっかくなのでお時間あれば是非つけてみられませんか?」
とても気持ちの良いアプローチ対応に
「時間もあるし、つけてもらおうかな」という
気持ちになりました。
その中で、お肌のチェックもしてくださり、
「この化粧水と乳液はお客様のお肌にぴったりだと思います」
と丁寧につけてくださったのです。
銀座三越でしたのでインバウンドのお客様や
他にもお客様が多くいらっしゃったのですが
とても丁寧にテキパキと接客してくださいました。
(丁寧に、でも動作はテキパキと他のお客様にもアイコンタクトを
とるのが、他の待っているお客様に
対しても見ていて気持ち良いものになります)
「これ売りたいな」ではなく
新しく出たこちらもお試しいただきたいのでおつけしますね♪ と
新製品の説明もしてくださり、
ついつい、購入するつもりのなかった
基礎化粧品も追加で買ってしまいました。
これは、「接客」によって私はセット購入を
したのです。
欲しいと思っていなかったものが
「これもいいな」と思うようになり
こんなに気持ちの良い接客してもらったのなら
買おう!という気持ちになりました。
ここで
「新製品なのでつけますか?」
だと「結構です」という選択肢が出てきます。
でも楽しそうに、これ是非お試しいただきたいんです♪
と紹介してくださいました。
こういうちょっとした言葉の選択が
購入率や、単価に繋がっていきます。
「何がよかったのかな」
これを考える癖をつけることが
実は今後の接客力に大きく繋がります。
こういう「Good」体験を
日頃の接客に取り入れていきましょう!